2008 07 / 06 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08 next month
昨日は平日だったが、夫にお願いして、定時に帰宅してもらった。
5時にオフィスを出たそうで家に着いたのは6時半前、娘の夕ご飯にも間に合った、やったら出来るやん〜!?

バトンタッチで、私は独りで夜の外出、独りで夜の市内に出るのは初めてだわ。。。
鴻上尚史さん、初ロンドン進出作品「トランス」を観に行きました。
鴻上さんの演劇留学と、当時付き合い始めたばかりだったホヤホヤのボーイフレンドだった我が夫の渡英時期がほぼ重なったこともあり、鴻上さんが当時SPA!上で連載していた「ドンキホーテのピアス」ロンドン編を、楽しく読ませて頂いていたので、今回のイギリス上陸は嬉しいニュース、是非是非頑張ってくれ、鴻上さん〜。

と、応援もかねて出かけたわけですが・・・。

上演予定の「The Bush Theatre」は、ごくごく小さいハコ、一階はPubだし、その横の小さい入り口を見過ごしウロウロ、一瞬場所を間違えたかと焦りました〜。
入り口が見つかって、入って行き、チケットを受け取って、小さい階段を登って二階へ。
普通の昔からあるビルの二階、三階を改装してシアターにしているのですね、ビックリ@@!

舞台も小さいし、普通あると思っている、左右の舞台ソデ(役者が出たり入ったりするところ)もないし、客席は自由席で階段状のL字型、舞台も正面と上手(客席から見て右側)だけの二面舞台です。
三人芝居ですし、このくらいの規模の方が、役者も近くて、見ごたえがあって嬉しいですね

25日(月)は終演後に演出と出演者によるトークがありました。
トーク付きはお得なのだが、当日の朝に、稽古ブログをチェックしたら、役者の一人が急病で、急遽代役を探し、台本持ちながら、盗み見ながら、殆ど稽古ナシで、舞台本番をやっている!というビックリ仰天な事態が判明。
http://www.thirdstage.com/trance_blog/

だって、これって三人芝居ですぜ、
しかも、初めの三人の役者と演出家で稽古と議論を積み重ねて丁寧に作ってきた芝居のはずが、、、

『ショウマストゴウオンの世界です』
いや、サッカーや野球だったら、交代要員いるけどさ、
ダンスとかミュージカルだったら、とにかくそのパートが踊れたらいいだろうけどさ、、、

『なんて、スリリング!』
代役の方は一時も気が抜けなくて大変そうでしたよ;
演出の鴻上さんも、客席でじーっと見守ってました;
途中、他人の台詞を間違えて云ってしまうシーンもあり、確かにスリリング;

『ほとんどの劇評が、役者のアンサンブルのよさと演技の素晴らしさを褒めてくれている』
だから、代役が台本持って台詞追ってる時点で、アンサンブル崩れてるやろ、、、

突っ込むのはこのくらいにしときましょか

まあ、芝居の場合、初日はまだまだゲネプロの延長・・・みたいなところがままあるわけで、出来不出来、日によって差があるのは仕方ないことなのですが、初日が開けてしばらく経ってる筈なのに、まだ1人だけ台本付きの立ち稽古を通しでやってるわけです
でもこんな事態でもRefundはしない方針だそうなので(日本だったら上演中止になってますが;)、仕方なく行って来ました。

「トランス」日本で観たことなかったし、複雑な心理劇の三人芝居だし、分かるかなぁ、英語だしなぁと不安でしたが、大体のあらすじはなんとか掴めたかな。

しかし、英国の役者さんのレベルが高いのには納得、表情が豊かで、しかも表現がなんとも細かいんですよね。
顔の表情筋の鍛え方に感心させられました(笑)

そして代役に立てられた役者さんは、他の2人を圧倒する声質、声の大きさ、アクションの大きさで、この窮地を見事にカバーしてました。
元々『大柄で思い込みの強そうなゲイ』という設定なんです
既に4,5回舞台に(台本つきで)立ってるそうで、大体は覚えていらしたみたいです、これは実際スゴイことです、こんな器用なこと出来る役者さん、いるんですねぇ。
英国演劇界の底力を見た思いがしました。

ただやはり、最初から稽古してきている男女2人の役者さんだけの場面のやりとりと、代役が入ったときのやりとりを比べると、自分の心の引き込まれ方が違うのは否めません。
台本片手に(勿論器用に小道具のように使われていますが)、チラチラと視線をそちらに眼を落とす仕草、そして、一瞬遅れる反応などが、気になってしまったことは事実です。
それがなかったら、もっと作品に引き込まれて面白かったでしょうが、仕方ないかなぁ。
(急病は肺気胸なんだそうです、本人の健康管理云々の問題ではないので、仕方ないですね、なんともお気の毒)

終演後、役者さん方が質問を受ける時に、この代役の方にも質問が飛びましたが、最初に「ボクに芝居の内容については聞かないでくれよ、全然分からないから〜」と断っておいででした(笑)、確かにそうだ、なんとも気の毒だ(^^;)

劇評もまぁまぁいいようですし、当夜の観客の反応もけっこう良かったと思われるので、鴻上さんには是非世界の舞台で頑張ってもらいたいですねぇ。
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ホント、日本ではたいへんでしょうね、台本手に持つようでは……。
でも、こういうことが当たり前に受け入れられるところに、日本人のそれと違った慣用性というか、芸術理解度の高さみたいなものを感じますよね。だって、お芝居に同じものは2つないわけで、裏を返せば大変貴重な舞台を観れたわけだし。人間の人生に同じ瞬間は2度とないのですよね!!
RYO  07/04/2007 Wed URL [ Edit ]
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さすがRYOさん、言う事が違う!
そうなんです、大人の余裕というか、さすが演劇の国だなぁと思った次第です、イギリスでは「仕方ないじゃん」で済んでしまうくらいのことなんですね。
しかし正直、「お金を出すからには完成度の高いものを観たい」と思うのが日本人なのかもしれません、外国の有名なダンサーの舞台やオペラ公演には何万円も払う人が居ますものね。
今回は料金も£15程度ですし、学生割引だと半額くらいなので、余裕のある人なら文句は言わないのかもしれません(我が家には余裕が無いので私は文句を云いますが^^:)
いやぁ、貴重な舞台でしたよ、初体験ですもの、台本つき。役者さんにとっても薄氷を踏む思いの2時間だったと思います、しかしよく出来ていました。
鴻上さん、留学から帰国後は、あまり日本では成功作がないようなのが気になりますが、頑張ってほしいですねぇ。
<RYOさん  07/05/2007 Thu URL [ Edit ]
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